カライド酸素燃焼プロジェクト

世界をリードするクリーンエネルギー技術

クイーンズランド州中央部のカライドA発電所で行われる酸素燃焼プロジェクト(英語名:Callide Oxyfuel Project)は、既存の石炭火力発電所に酸素燃焼技術を適用し、発電時のCO2排出量をほぼゼロに削減するという世界初の実証プロジェクトです。

世界中の石炭火力発電所が排出するCO2量は毎年114億トン以上。他のあらゆる活動から生じるCO2をはるかに上回り、大気の温度を上昇させる最大の原因です。この年々深刻化する地球温暖化問題に対し、「これまでにない実用的かつ経済的な解決策を」という確固たるビジョンから生まれたのが、カライド酸素燃焼プロジェクトです。

CO2回収・地中貯留という画期的な技術を用いるカライド酸素燃焼プロジェクトの意義は、既存の石炭火力発電所でよりクリーンな発電を実現するための方向性を示すだけではありません。「これまでにない方法で地球環境に貢献し、新たな未来図を描くこと」それこそがカライド酸素燃焼プロジェクトの意義なのです。


気候変動問題の最高権威「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、第4次評価報告書において「化石燃料の使用と人間活動が気候変化の原因となっている可能性はかなり高い」と公式に発表しました。この第4次評価報告書は、国連全加盟国(米国を含む)によって採択されました。

 

米国と中国だけで世界全体のCO2排出量の51.7%を占めています。カライド酸素燃焼プロジェクトの技術をこの両国へ輸出できればどれほど状況が改善するか、想像してみてください。

カライド酸素燃焼プロジェクト、プロジェクトディレクター、クリス・スペロ博士


 

成功の根拠

本プロジェクトの1/100規模で酸素燃焼技術に関するテストプロジェクトを行い、モデリング技術で検討した結果、カライドA発電所の出力に相当する30MWeの設備容量で酸素燃焼プロセスを実施できることが確認されました。現在ではこれよりさらに大きな規模にも対応できると確信しています。

$200 Million


カライド酸素燃焼プロジェクトの
総予算


カライドで実施する酸素燃焼技術は、既存の石炭火力発電所に「取り付ける」だけでCO2排出量を90%以上削減することができます。

このプロジェクトが順調に進めば、画期的なプロトタイプ技術として世界市場に通用する可能性が非常に高まると期待されています。